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【人体】免疫

今回は、「免疫」について勉強しましょう。

免疫とは、ウイルスや細菌などの異物を退治し、私たちの体を守ってくれる仕組みのことです。

免疫は、異物から体を守る方法によって、細胞性免疫液性免疫の2つに分けることができます。

違いは、

  • 細胞性免疫:細胞が異物を直接攻撃する
  • 液性免疫:抗体を使い、異物を捕捉し攻撃する

ことです。

コラム免疫_20151216①

細胞性免疫

細胞性免疫で活躍する細胞とは、好中球、マクロファージ、キラーT細胞などです。

これらの細胞によって、異物を直接攻撃します。

「細胞性」というくらいなので細胞が直接かかわるということですね。

液性免疫

これに対し液性免疫は、抗体を使い異物を捕捉し、攻撃します。

「液性」というくらいなので、体液中にたくさんの抗体があるイメージをもっておきましょう。

液性免疫の主役である抗体ですが、“免疫グロブリン”ともいいます。

免疫グロブリンは、形や性質の違いによりIgD、IgA、IgM、IgE、IgGの5つに分けられます。

ダメージ(DAMEG)と覚えておくと良いですよ。

コラム免疫_20151216②

IgD

リンパ球表面に存在
※特徴的な働きは不明です

IgA

血清型(血液中にある)と分泌型(母乳などに含まれる)がある

IgM

免疫グロブリン中、最大の分子量をもつ
初期防御に関与

IgE

I型アレルギーに関与
※食物アレルギーやアナフィラキシーショック、花粉症など、代表的なアレルギーはIgEが原因であることが多いです

IgG

免疫グロブリン中、最も多く存在する
母体から胎盤を通って胎児へ移行する

 

免疫やアレルギーは人体だけでなく、臨床にも関わってくる項目です。
得点できるよう、ポイントをしっかり押さえておきましょう

 

 

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