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【人体】アレルギー

今日は、「アレルギー」について勉強します。

アレルギーとは、本来は無害な物質(花粉や食物など)に対して免疫反応が過剰に起こることをいいます。

 

免疫については、こちらを確認↓

https://sgs.liranet.jp/sgs-blog/?p=2774

 

本来なら、異物を撃退するための免疫反応が、過剰に働きすぎると自分自身の体を傷つけてしまうことになります。

アレルギーにはⅠ~Ⅳ型があり、それぞれの特徴が国家試験で出題されますので、チェックしましょう。

アレルギーの種類

アレルギー_20151222

Ⅰ型アレルギー

肥満(マスト)細胞の表面のIgEに抗原(異物)が結合し、ヒスタミンが放出されるために起こる。

例)

  • アナフィラキシーショック
  • 食物アレルギー

また、Ⅰ型アレルギーは、数分~数時間で起こるため即時型アレルギーとも呼ばれます。

Ⅱ型アレルギー(細胞障害性反応)

IgGやIgMが細胞に結合し、これを認識した補体が結合して細胞を壊すために起こる。

例)

  • 自己免疫性溶血性貧血
  • 不適合輸血

Ⅲ型アレルギー(免疫複合体反応)

抗原と抗体の結合物(免疫複合体)が細胞を壊すために起こる。

例)

急性糸球体腎炎

Ⅳ型(細胞性免疫反応)

T細胞やマクロファージによる細胞性免疫が原因となり起こる。

例)

  • ツベルクリン反応
  • 移植拒絶反応

Ⅳ型アレルギーは、1~2日後に起こるため遅延型アレルギーとも呼ばれます。

 

しっかりと各アレルギー反応の特徴、疾患の例をおさえておきましょう。

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