【食べ物】食品表示制度
本日は、「食品表示制度」について勉強します。
平成27年度より、新たにスタートした食品表示制度。
従来、
・食品衛生法
・JAS法
・健康増進法
に規定されていた“表示”に関する内容が「食品表示法」に包括され、
これに基づき食品表示を行うこととなりました。
食品表示制度には、国家試験に出題される内容が盛りだくさん!
今回は、“国家試験に出題される”食品の表示で注目すべきポイントをまとめましょう。
■ 期限表示
期限表示は、加工食品などに対し表示され、消費期限と賞味期限がある。
○出題ポイント
消費期限は、概ね5日以内の期間で、品質が急速に劣化しやすい食品に表示され、
賞味期限は、品質の劣化が緩やかな食品に表示されます。
■ 食品添加物の表示
原則、使用した全ての食品添加物について表示する。
○出題ポイント
食品添加物の定義は「食品衛生法」ですが、表示に関しては「食品表示法」となります。
■ 栄養表示
原則、食品関連事業者に対し栄養表示が義務付けられている。
○出題ポイント
栄養成分の量および熱量は、
- 熱量
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- ナトリウム(食塩相当量で表示)
- 関与成分
の順に表示します。
■ アレルギー物質を含む食品の表示
特定原材料を含む食品は、特定原材料を使用した旨を表示する
○出題ポイント
表示が義務付けられている食品は、
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かにの7品目です。
■保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品)の表示
○出題ポイント
特定保健用食品については“表示”
栄養機能食品、機能性表示食品については“定義”と“表示”
が定められています。
■ 遺伝子組換え食品
原則、遺伝子組換え農産物を用いた食品を用いた食品等には、「遺伝子組換えである」旨の表示が義務付けられている
○出題ポイント
遺伝子組換えDNAをヒトが摂取する
可能性がある場合は、その旨の表示は「義務」
可能性のない場合は、その旨の表示は「任意」
となります。
詳しくはこちら!
いかがでしたでしょうか?
食品表示制度には、国家試験の頻出事項が集約されています。
出題範囲が幅広い「食べ物と健康」のお勉強にお困りの方、
まずは、食品表示制度についてチェックすることをおすすめします。