【食べ物】レチノール活性当量
今日は、食べ物と健康から「レチノール活性当量」について勉強します。
「レチノール活性当量」には、“食品中のビタミンAを計算によって求めた”という意味があり、
≪計算式:レチノール活性当量(ビタミンA)=①レチノール+②1/12β-カロテン当量≫で求められます。
この計算式を分解して考えていきましょう。
①レチノール
レチノールは、主に動物性食品に含まれており、そのままビタミンAとして作用を発揮します。
つまり、「ビタミンA=レチノール」ということです。
②1/12β-カロテン当量
主に植物性食品に含まれるビタミンAとしてカロテノイドがあり、αカロテンやβカロテンなど、いくつかの種類があります。
これらをまとめて「β-カロテン当量」として示します。
計算式には、「1/12β-カロテン当量」とありますが、なぜ「1/12」がつくか?というと、β-カロテン当量がビタミンAとして体内で利用できる割合が、1/12であるためです。
β-カロテンが12個集まって、やっとレチノール1個分の作用が見られるということですね。
①②をまとめると、
「食品中のビタミンA=レチノール活性当量=レチノール+1/12β-カロテン当量」
という関係性が見えてきますね。