【人体】呼吸(外呼吸・内呼吸)
今回は、「呼吸(外呼吸・内呼吸)」について勉強していきます。
私たちはいつ何時でも、息を吸って(酸素を取り込んで)、息を吐く(二酸化炭素を吐く)という“呼吸(ガス交換)”を行っています。
ヒトの身体は、約60兆個の細胞から成っており、その細胞1つ1つに酸素を渡してあげるため、常に呼吸をしているわけです。
ちなみに、この呼吸は「外呼吸」と「内呼吸」の2つに区別することができます。
外呼吸と内呼吸
■外呼吸
空気から酸素を取り込み、二酸化炭素を体外へ排出することをいいます。
「肺胞と血液の間」でのガス交換となります。
■内呼吸
末梢の毛細血管と体組織の間で、酸素と二酸化炭素が交換されることをいいます。
「組織細胞と血液の間」でのガス交換となります。
では、この内容を踏まえて酸素運搬の全体的な流れを確認します。
- 息を吸い、肺にやってきた酸素を、血液に渡す(外呼吸)
- 酸素を積んだ血液は、各組織細胞へ酸素を渡す、それとともに、二酸化炭 素をもらいうける(内呼吸)
- 二酸化炭素を積んだ血液は、肺へと流れていき、息を吐くことで体外へ 排出される(外呼吸)
一般的に、呼吸といえば外呼吸を思い浮かべる方が多いと思います。
ただし、それだけではなく、組織細胞と血液の間でもガス交換が行われていますので、混乱しないよう整理しておきましょう。