【応用】食事摂取基準の基礎
管理栄養士国家試験で数多く問われる『食事摂取基準』について勉強します。
食事摂取基準とはどういったものなのか?
【1】策定の基礎理論と【2】活用の基礎理論を理解しておく必要があります。
その中で今回は、「食事摂取基準の基礎理論」について勉強します。
■根拠
健康増進法に基づき厚生労働大臣が定めます。
■策定の目的
国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギーおよび栄養素の量の基準を示しています。
- 健康の保持・増進
- 生活習慣病の発症予防
- 生活習慣病の重症化予防
を目的として策定されています。
■指標の意味
○エネルギーの指標
・BMI
エネルギーの摂取量および消費量のバランスの維持を示す指標
○栄養素の指標
・推定平均必要量(EAR)
ある集団に属する50%が必要量を満たす(同時に50%の人が必要量を満たさない)と推定される摂取量
・推奨量(RDA)
ある集団に属するほとんどの人(97~98%)が充足している摂取量
・目安量(AI)
特定の集団における、ある一定の栄養状態を維持するのに十分な量
十分な科学的根拠が得られず「推定平均必要量」が算定できない場合に算定されます。
・目標量(DG)
現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量
生活習慣病の予防を目的として設定されました。
・耐容上限量(UL)
健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限を与える量
まずは、各指標の意味をキーワードを中心に覚えましょう!
覚えた後は、これらの指標をどのように活用するのか、「食事摂取基準活用の基礎理論」をチェック。
こちらをご参照ください。