【人体】細胞小器官
今日は、人体の構造と機能から「細胞小器官」について勉強します。
細胞は、細胞膜に囲まれていて、その中には核と細胞質があります。
この細胞質部分には、細胞小器官と呼ばれるものが存在しています。
国家試験では、各細胞小器官とその働きが問われます。
覚えるべき内容は、そう多くはありませんので、しっかりと確認しておきましょう。
細胞小器官の働き
ミトコンドリア
ミトコンドリアは、ATPの合成を行います。
エネルギー源であるATPの多くは、ミトコンドリア内膜の電子伝達系で合成されています。
リボソーム
リボソームは、たんぱく質の合成を行います。
粗面小胞体
小胞体にリボソームが結合しているため、「粗面(ザラザラしているイメージ)」という名称がつけられています。
粗面小胞体では、たんぱく質の合成が行われます。
滑面小胞体
滑面小胞体では、コレステロールの合成や分解などの脂質代謝が行われます。
ゴルジ体
ゴルジ体は、リボソームで合成したたんぱく質の修飾を行っています。
修飾というと分かりにくいかもしれませんが、たんぱく質に糖を結合させる等し、利用目的にふさわしい形へと変えていきます。
リソソーム
リソソームは、細胞内の異物や老廃物などの分解を行います。
これは、リソソームが加水分解酵素をもっているからです。
中心体
細胞分裂の際に、染色体は移動します。
この染色体の移動に、中心体が関与しています。
細胞小器官と働きをセットで覚えましょう。