管理栄養士受験対策講座44年の実績

【応用】更年期

応用栄養学の『更年期』について勉強しましょう。
更年期(閉経期)とは、閉経前後の数年間をいいます。
この時期は、ホルモン分泌の変化が著しく、様々な身体的変化が生じます。

 

ホルモン分泌の変化

○閉経前のホルモン分泌

1.脳下垂体前葉から、卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンが、卵巣に存在する卵胞を刺激します。
2.卵胞からは、卵胞ホルモン黄体ホルモンが分泌されます。

 

↓閉経を迎えることで、このホルモン分泌のバランスが崩れます。

 

○閉経後のホルモン分泌

1.卵巣機能が低下するため、
卵巣から分泌される卵胞ホルモン黄体ホルモンの分泌が低下します。
2.しかしながら、脳下垂体は正常に機能しているため、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを分泌させようと、卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンの分泌は上昇します。

 

更年期におけるホルモンの変化_0204

 

このようにホルモンのバランスが崩れることで、様々な身体的変化を引き起こします。

 

身体的変化

○心血管系の変化

・血中HDLコレステロールが低下する
・血中LDLコレステロールが上昇する
虚血性心疾患のリスクが上昇する

 

○骨密度の変化

骨密度低下する⇒骨粗鬆症のリスクが上昇する

 

○皮膚の変化

顔面潮紅
・皮膚組織が薄くなり、弾力性が低下する

 

更年期の生理的特徴_0204

 

ココでもホルモンが出てきましたね。
閉経前のホルモン分泌については、人体で勉強しました。

卵胞刺激ホルモン?卵胞ホルモン?と、頭に?マークが浮かぶ方!
こちらを併せてチェックしておきましょう。

 

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