【基礎】ホロ酵素
今回は基礎栄養学から「ホロ酵素」について勉強します。
酵素の中には、単独では酵素活性を示さない(働けない)ものがあります。
この単独では酵素活性を示さない酵素を「アポ酵素」といいます。
アポ酵素が酵素活性を有するには、補助因子と結合し、「ホロ酵素」になる必要があります。
では、アポ酵素と補助因子についてもう少し詳しくみていきましょう。
アポ酵素の性質
アポ酵素とは補助因子を必要とする酵素をいい、単独では酵素活性を示しません。
補助因子の分類
補助因子は、補酵素と補欠分子族の2つに分けられます。
- 補酵素:酵素と可逆的な結合をする(くっついたり、離れたりすることができる)
- 補欠分子族:酵素と不可逆的な結合をする(一度くっついたら離れない)
という違いがあります。
アポ酵素と補助因子が結合してホロ酵素となり、アポ酵素は、単独で酵素活性を示さない。
という点は必ずおさえておきましょう。