【公衆】地域保健法_保健所_市町村保健センター
今日は公衆栄養学から「地域保健法」について勉強します。
地域保健法は、地域住民の健康の保持及び増進に寄与することを目的として作られた法律です。
この法律は、保健所や市町村保健センターの根拠法令となります。
国家試験では、保健所と市町村保健センターの違いについて問われやすいので、
それぞれの役割をしっかりと区別しておきましょう。
保健所
保健所は、地域住民の健康を支える、広域的、専門的かつ技術的拠点と位置づけられています。
疾病の予防、衛生の向上、栄養改善などの業務を行っています。
保健所は、都道府県、政令指定都市、中核区、特別区など、
二次医療圏に概ね1ヵ所設置されているため、広い範囲での管理が必要となります。
市町村保健センター
市町村保健センターは、住民に身近で利用頻度の高い保健サービスを提供する施設です。
健康相談、保健指導、健康診査などの業務を行っています。
市町村保健センターは、市町村ごとに設置されているため、
日常的に身近な保健サービスが受けられる場所となっています。
保健所は広域的・専門的な保健サービスを行い、
市町村保健センターは身近な保健サービスを行う場所と覚えておきましょう。