【公衆】国際機関
今回は、公衆栄養学から「国際機関」について勉強していきます。
多くの国で、共通の目的を共に実現するため、世界には様々な国際機関があります。
よく耳にする国際機関もあれば、今まで聞いたことなかった!という機関もあると思いますので、整理しておきましょう。
■世界保健機関(WHO)
国際的な保健対策を行っています。
伝染病対策、衛生統計、各種の基準づくり、技術協力、研究開発など保健分野において、幅広い活動を行っています。
■国連食糧農業機関(FAO)
世界の食糧生産と分配の改善、生活向上を目的に活動を行っています。
食料需給表(フードバランスシート)の策定基準を定めているのも、このFAOです。
■国連世界食糧計画(WFP)
各国への食糧援助、天災などの被災国に対し、緊急援助を行っています。
教育機会拡大を目的とした学校給食プログラムを運営しています。
■国連児童基金(UNICEF)
開発途上国、戦争や内戦で被害を受けている国の子どもの支援を中心に活動しています。
開発途上国の児童に対するワクチンの供給等を行っています。
■国際栄養士連盟(ICDA)
世界の栄養士会で構成され、栄養士業務の国際基準を検討しています。
4年に一度、各国の栄養士や栄養学者が集い、国際栄養士会議(ICD)を行っています。
この場で、栄養教育や栄養士活動等に関して研究発表や意見交換が行われます。
以上が、試験で問われやすい国際機関の一覧です。名称と活動内容を結び付けて覚えておきましょう。