【人体】交感神経と副交感神経
人体の構造と機能から、「交感神経/副交感神経」のお話です。
交感神経と副交感神経は、自律神経と呼ばれる神経系です。
自律神経というのは、自分の意志とは無関係に身体の機能を調節している神経です。
交感神経と副交感神経
交感神経と副交感神経の活躍するタイミングは異なります。
交感神経が活躍するのは、
- 緊張している時
- 興奮している時
- ストレスがかかっている時 などです。
副交感神経が活躍するのは、
- リラックスしている時
- 休息している時 などです。
交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキのイメージですね。
交感神経と副交感神経の役割
それでは、交感神経と副交感神経の役割についてご紹介しましょう。
瞳孔の調節
交感神経は瞳孔を散大させ、副交感神経は瞳孔を縮小します。
ビックリすると交感神経が働いて、目を見開くようなイメージです。
心拍数、血圧の調節
交感神経は心拍数を増加、血圧を上昇させます。
副交感神経は心拍数を減少、血圧を低下させます。
緊張すると交感神経が働いて、心臓がドキドキするイメージです。
気管の広さを調節
交感神経は気管を拡張させ、副交感神経は気管を収縮させます。
気管は空気の通り道です。
緊張したり興奮したりすると、呼吸が大きく、荒くなりますよね。
これは、少しでも多くの酸素を取り込もうとしているからなのです。
では、多くの酸素を取り込むにはどうすればよいでしょうか?
交感神経の働きで、気管を拡げてやればいいですよね。
消化機能の調節
交感神経は消化機能を抑制し、副交感神経は消化機能を促進します。
あれ?と思ったかもしれません。
今までの傾向であれば、交感神経がいろんなものを上昇、増加、促進していました。
イメージがつきづらい人は、自分が食事をする時のことを思い浮かべてみましょう。
リラックスしていますよね。それは、副交感神経が働いているからですね。
逆に、緊張状態にある時には、食事が喉を通らないかと思います。
消化機能調節は要注意です!