【人体】性周期
今日は「女性の性周期」について勉強をします。
この範囲が苦手と言われる方が多いのは、たくさんのホルモンが登場するからだと思います。
女性の性周期に関わるホルモンとして、
- 卵胞刺激ホルモン
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- 黄体形成ホルモン
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
があります。
これらのホルモンがどこから分泌され、どのように作用するのか、卵巣での流れを追ってみましょう。
❶下垂体前葉から、卵胞刺激ホルモンが分泌
卵胞刺激ホルモンの作用で、卵胞の発育が起こります。
❷発育した卵胞から、エストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌
子宮では、エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用で、子宮内膜が増殖(増殖期)します。
❸下垂体前葉から、黄体形成ホルモンが分泌
エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急増すると、下垂体前葉から黄体形成ホルモンが分泌されます。
黄体形成ホルモンの作用で、排卵が起こります。
❹黄体から、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌
排卵後、卵子は卵管へ取り込まれます。卵子を失った卵胞は黄体となり、プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。
子宮では、プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用で、子宮内膜が成熟し(分泌期)、受精卵が着床しやすいようにします。
❺➏妊娠不成立の場合、黄体は白体→退縮
妊娠が成立しなけば、黄体形成ホルモンの分泌は低下し、黄体が白体に変わります。
白体はその後、退縮します。
排卵前、排卵後におけるホルモン分泌のピークに注目すると、理解しやすくなりますよ。