【教育】行動変容技法_ナッジ
2019年度管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)改定において、
行動変容技法の出題項目に「ナッジ」が追加されました。
まずは行動変容技法を学習する目的を確認しましょう。
行動変容技法を活用し、
・悪い行動を良い行動に変える
・良い行動が起こるようにする
・悪い行動が起こらないようにする
ことで、対象者の健康状態を維持・改善していきます。
行動の変容を促すためには様々な技法がありますが
その中から今回は「ナッジ」を学んでいきましょう。
■ ナッジとは
望ましい行動へと促す仕組みや手法を指します。
■ 具体例
社員食堂において、社員の健康維持のため、様々なメニューの中から「ヘルシー定食」を選択させたいとします。
その際、ヘルシー定食のみに「おすすめ」と表示しておくと、
“特に食べたいものもないし、おすすめメニューでも食べておくか”
となるはずです。
このように、ヘルシー定食を選択すること(望ましい行動)を促すため、
おすすめの表示をする(行動しやすい仕組みをつくる)ことを「ナッジ」といいます。