【教育】計画的行動理論(行動意思理論)
今回は、栄養教育論から「計画的行動理論(行動意思理論)」について勉強します。
人が行動を起こすには、“よし、行動を起こそう!”という意思が必要です。
これを提唱しているのが計画的行動理論。
計画的行動理論では、行動意思に影響する要因として
・行動への態度
・主観的規範
・行動コントロール感
が示されています。
■行動への態度:行動に対する気持ち
行動に対して、
メリットを感じると行動意思が生じますが、
デメリットを感じると行動意思は生じません。
■主観的規範:社会的な対人関係からの期待
周りの人から期待されると、“期待に応えるために、がんばらないと!”と感じたご経験はないでしょうか。
これが“主観的規範”です。
■行動コントロール感:行動することの容易さ
行動変容に対して、
自分にも出来る!と感じると行動意思が生じますが、
自分には無理だ…とを感じると行動意思は生じません。
栄養教育を行う際は、これら「行動への態度」「主観的規範」「行動コントロール感」の3つの要因を踏まえ、行動意思が生まれるような支援が求められます。
それでは、国家試験問題にチャレンジしましょう。
問 生活習慣改善に消極的な中年男性に、計画的行動理論を用いた支援を行った。主観的規範を高めるための管理栄養士の発言である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重が減ると、検査結果もよくなりますよ。
(2)ご家族は、あなたがずっと健康でいることを願っていますよ。
(3)今よりも10分だけ多く、からだを動かしてみませんか。
(4)簡単にできる食事の方法を紹介しましょう。
(5)健康になった10年後の自分の姿を想像してみてください。
正解は…、
(2)
となります。
家族からの期待に応えたい!という主観的規範を高め、行動変容への意思を持つよう支援するためには、(2)の発言が適切ですね。