【基礎】脂溶性ビタミン
今日は基礎栄養学から「脂溶性ビタミン」について勉強します。
ビタミンは、
- 脂溶性ビタミン
- 水溶性ビタミン
の2つに分類されますが、今回は脂溶性ビタミンについて勉強します。
脂溶性ビタミンの種類
脂溶性ビタミンとは、油(脂)に溶けるビタミンで、A、D、E、Kの4種類があります。
ダケ(DAKE)と覚えましょう!
■ビタミンA
【生理作用】
・暗順応に関与
オプシンと結合し、ロドプシンを形成することで暗所での視力を保ちます。
・核内受容体と結合し、転写の調節に関与
【欠乏症】
・夜盲症
【過剰症】
・頭蓋内圧亢進
・胎児奇形
■ビタミンD
【生理作用】
・カルシウムの代謝に関与
・肝臓、腎臓で活性化(活性型ビタミンDに変換)される
【欠乏症】
・くる病(小児)
・骨軟化症(成人)
【過剰症】
・高カルシウム血症
■ビタミンE
【生理作用】
・抗酸化作用
【欠乏症】
・溶血性貧血
■ビタミンK
【生理作用】
・血液凝固作用
血液凝固因子であるプロトロンビンの生成に関与します。
【欠乏症】
・新生児メレナ
各ビタミンの特徴を覚えておきましょう。