【教育】オペラント条件づけ
今回は、栄養教育論から「オペラント条件づけ」について勉強しましょう。
オペラント条件づけとは、
“自分の意思で行動を起こした(自発行動)後、刺激の変化によって、その行動の頻度が変化すること”をいいます。
ただ、この「刺激」には良い刺激(正の刺激)もあれば、
悪い刺激(負の刺激)もあるため、注意が必要です。
今回は、イメージしやすいように「野菜の摂取」を具体例として、
正の刺激・負の刺激によるオペラント条件づけについて考えてみましょう。
◆正の刺激により行動の頻度が促進されるパターン
このパターンでは、
①行動を起こす⇒②良い刺激を受ける⇒③さらに行動を起こす
という流れになります。
例:野菜を食べたら先生に褒められたので、次も食べた
野菜を食べた(自発行動)後、褒められること(正の刺激)により、野菜摂取が促進(行動頻度の変化)
していることがわかりますね。
◆負の刺激により行動の頻度が抑制されるパターン
このパターンでは、
①行動を起こす⇒②悪い刺激を受ける⇒③行動を起こさなくなる
という流れになります。
例:野菜を食べたがおいしくなかったので、食べなくなった
野菜を食べた(自発行動)後、おいしくなかったこと(負の刺激)により、野菜摂取が抑制(行動頻度の変化)
していることがわかりますね。
野菜摂取以外の行動であっても、考え方は同じです。
「ダイエットをしていたのに、体重が減らず、ダイエットをやめてしまった…」なんて話をよく聞きますが、これは、負の刺激により行動の頻度が抑制されるパターンです。
ダイエット(自発行動)後、体重が減らないこと(負の刺激)により、ダイエットをやめた(行動頻度の変化)
が起こっていますね。
難しく考えず、自分の行動に置き換えると分かりやすくなりますよ。