【基礎】リポたんぱく質

今日は、脂質の化学から「リポたんぱく質」について考えていきます。

 

“水と油は仲が悪い”というイメージは、みなさん持っていらっしゃると思います。

これは人の体の中でも同じです。

 

脂質(油)は、血液(水)と混ざり合うことができません。

 

そのままの状態では、脂質を体の必要な所へ運ぶことができませんので、

運ぶための船が準備されています。

それが、「リポたんぱく質」です。

 

リポたんぱく質_20140716

 

球状のボールをイメージすると分かりやすいですね。

ボールの中に、トリアシルグリセロールとコレステロールを入れています。

ちなみに、ボールの表面は、アポたんぱく質リン脂質で構成されています。

 

水溶性のアポたんぱく質などで覆うことで、

脂溶性の脂質も血中に流れることが可能となるわけです!

 

このリポたんぱく質の構造は、専門用語で言うと

●コア部分(中心部分):トリアシルグリセロールやコレステロールなどの脂質

●表面部分:アポたんぱく質やリン脂質など

となります。

 

ざっくりとリポたんぱく質と言いましたが、

リポたんぱく質は、大きく分けて以下の4種類に分類することができます。

“主に何を運んでいるのか”“どこからどこへ運んでいるのか”に注目して覚えましょう。

リポたんぱく質の種類_20140716

 

■キロミクロン

食事から摂取した(外因性)トリアシルグリセロールを輸送

小腸で合成される。

 

■VLDL

生体内で合成した(内因性)トリアシルグリセロールを輸送

肝臓で合成される。

 

■LDL

コレステロールを、肝臓から末梢組織へ輸送

 

■HDL

コレステロールを、末梢組織から肝臓へ輸送

小腸や肝臓で合成される。

 

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