【臨床】内分泌疾患

今回は、臨床栄養学から「内分泌疾患」について勉強します。
この分野は、たくさんの疾患、たくさんの症状が登場するため、苦手とされる方も多いはず。

勉強のコツは、丸暗記をしようと思わない事です。
ホルモンの分泌臓器、働きさえ覚えておけば十分。あとは応用させて解くのみ!

ポイントは、

①どこの臓器が関わる?
②その臓器からは、どういったホルモンが分泌される?
③ホルモンの働きは?
④ホルモンの働きが亢進低下
⑤だから、どのような症状がみられる?

と順序立てて考えることです。

 

内分泌疾患_160615

 

まずは、『甲状腺機能亢進症』を例にとります。

甲状腺の話
②甲状腺からは、チロキシンが分泌
③チロキシンの働きは、代謝を亢進させること
④甲状腺機能亢進症では、チロキシンの働きが亢進する
⑤代謝が亢進しすぎると…、体重減少頻脈などがみられる

このように機序を理解しておくと、どのような問われ方をされても安心です。

ここからは、実際に問題を解きながら進めていきましょう。
①~⑤の流れを意識することをお忘れなく。

 

【Q1】甲状腺機能亢進症では、血清総コレステロール値が低下する。○か×か?

《考え方》
甲状腺の話
②甲状腺からは、チロキシンが分泌
③チロキシンの働きは、代謝を亢進させること
④甲状腺機能亢進症では、チロキシンの働きが亢進する
⑤代謝が亢進しすぎると…、ステロイドホルモンの合成など、コレステロールがたくさん消費されるため、血清総コレステロール値は低下する

 

よって正解は、○です。

 

【Q2】甲状腺機能低下症では、高エネルギー食とする。○か×か?

《考え方》
甲状腺の話
②甲状腺からは、チロキシンが分泌
③チロキシンの働きは、代謝を亢進させること
④甲状腺機能低下症では、チロキシンの働きが低下する
⑤代謝が低下すると…、エネルギー消費量が低下するため、エネルギー摂取量を多くする必要はない

 

よって正解は、×です。

 

【Q3】クッシング症候群では、低血糖をきたす。○か×か?

《考え方》
①クッシング症候群は、副腎皮質機能亢進症の1つ。つまり副腎皮質の話
②副腎皮質からは、コルチゾールが分泌
③コルチゾールの働きは、ストレスに対応する反応を起こすこと
④クッシング症候群では、コルチゾールの働きが亢進する
⑤ストレスに対応する反応が起こるということは…、血糖値を上昇させることとなる

 

よって正解は、×です。

 

【Q4】副甲状腺機能低下症では、低カルシウム血症を呈する。○か×か?

《考え方》
副甲状腺の話
②副甲状腺からは、パラソルモンが分泌
③パラソルモンの働きは、血中カルシウム濃度を上昇させること
④副甲状腺機能低下症では、パラソルモンの働きが低下する
⑤血中カルシウムを上昇させることができないということは…、血中カルシウム濃度が低下する

 

よって正解は、○です。

 

いかがでしたでしょうか?

内分泌疾患に関する問題は、ホルモンの働きさえ分かれば解けるようにできています。

内分泌疾患が苦手な方、
内分泌疾患について勉強しよう!ではなく、「ホルモンの働き」をしっかりとおさえていきましょう

 

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