【臨床/給食】介護報酬

管理栄養士・栄養士が関わる介護報酬について勉強しましょう。

介護報酬制度_170131

介護報酬ってなんだ?

介護報酬とは、介護サービスを提供した施設・事業者に対価として支払われる報酬をいいます。

介護施設ではいろいろな介護サービスが提供されているわけですが、その全容については、

→平成27(2015)年度介護報酬改定について(厚生労働省)

に記載されています。この中から管理栄養士国家試験に出題されそうな項目を見つけるのは至難の業ですよね。

 

ということで、今回のコラムでは管理栄養士・栄養士が関わる介護報酬(施設サービス)をご紹介します。

具体的には以下の

  • 栄養マネジメント加算
  • 経口移行加算
  • 経口維持加算
  • 療養食加算

です。これらの介護報酬について整理しておきましょう。

主な介護報酬_170131

※1単位=10円。ただし、地域やサービスにより若干異なる。

 

栄養マネジメント加算:14単位/日

栄養マネジメント加算は、入所者の栄養管理を適切に行うことで算定できる介護報酬です。

算定条件はいろいろ細かいのですが、主なものとしては

  • 常勤管理栄養士の配置
  • 多職種共同による栄養ケア計画の作成
  • 入所者の栄養状態の定期的な記録
  • 栄養ケア計画の定期的な評価・見直し

などが挙げられます。

 

経口移行加算:28単位/日

経口移行加算は、経管栄養を行っている入所者が、経口摂取できるように栄養・食事管理等を行うと算定できる介護報酬です。

主な算定条件としては、

  • 対象者は経管栄養中の入所者
  • 多職種共同で計画を作成
  • 栄養管理は管理栄養士または栄養士が実施
  • 栄養マネジメント加算の算定が必須

などがあります。

 

経口維持加算(Ⅰ)・(Ⅱ)

経口維持加算は、摂食機能障害や誤嚥はあるけれども経口摂取できている入所者が、継続して経口摂取できるように栄養・食事管理等を行うと算定できる介護報酬です。

経口維持加算(Ⅰ):400単位/月

経口維持加算(Ⅰ)の主な算定条件としては、

  • 対象者は経口摂取できている入所者
  • 多職種共同による食事観察(ミールラウンド)・会議の実施、計画を作成
  • 栄養管理は管理栄養士または栄養士が実施
  • 栄養マネジメント加算の算定が必須

などがあります。

また当然のことながら、経口移行加算との同時算定はできません。経口維持加算の対象は「現在、口から食事を食べられる人」ですからね。

 

経口維持加算(Ⅱ):100単位/月

じゃあ経口維持加算(Ⅱ)って何なのでしょうか。
これは(Ⅰ)に追加して算定できる介護報酬です。

大雑把に算定条件を説明すると、

  • 経口維持加算(Ⅰ)を算定している施設
  • 入所者に関する観察・会議に、医師、歯科医師、歯科衛生士または言語聴覚士が加わった場合

について算定できます。

 

療養食加算:18単位/日

療養食加算は、入所者に対し必要な療養食(腎臓病食、肝臓病食等)を提供した場合に算定できる介護報酬です。

算定条件として、医師の発行する食事箋に基づき、管理栄養士または栄養士によって食事提供が行われていなければなりません。

ちなみに療養食加算については、経口移行加算または経口維持加算と併せての算定が可能となっています。

 

まとめ

介護報酬には、経口移行加算や経口維持加算のような似たような名前の加算があるので、ゴチャゴチャにならないように注意しておきましょう。

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