【公衆】残差法

体が大きい人、身体活動が多い人ほど、一般に多くの食物を摂取するため、
総エネルギー摂取量が多いのみならず、栄養素摂取量もまた多くなる傾向があります。

したがって、特定の栄養素摂取量の“多い”“少ない”と、疾病の関係を検討したい場合、
総エネルギー摂取量の影響を考慮した上で検討する必要があります。

総エネルギー摂取量を調整した栄養素摂取量の求め方にはいくつかありますが、
今回は「残差」に注目します。

 

■Step1

対象集団に食事調査を行い、
注目している栄養素摂取量と総エネルギー摂取量との関係を一次回帰式で示します。

残差法_1_20170124

 

■Step2

ある個人Aが実際に摂取した栄養素摂取量『実測値』と、一次回帰式から期待(予測)される栄養素摂取量の差『残差』を求めます。

 
個人Aの総エネルギー調整栄養素摂取量を求める場合、
一次回帰式から求めた値(期待値)から、この“残差”が必ずズレることとなります。

残差法_2_20170124

 

■Step3

ある個人Aの総エネルギー摂取量がその集団における平均値だったと仮定した場合、
①一次回帰式から期待(予測)される栄養素摂取量『期待値』を求め、
②『残差』を加えることで、
総エネルギー摂取量を調整した個人Aの栄養素摂取量を求めることができます。

残差法_3_20170124

 

このようにして総エネルギー調整栄養素摂取量を求めるのが「残差法」ですが、
注意しておきたい点は、
得られる結果は、対象者個人の値だけでなく、集団全体の値にも左右されるという点です。

自分の摂取量が同じであっても、異なる調査集団に当てはめ総エネルギー調整栄養素摂取量を求めると、
得られる結果も変わりますのでご注意ください。

 

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