【人体】上皮組織

今回は、「上皮組織」について学んでいきます。

上皮組織」とは、体表面や体腔などの内面を“覆う”役割のある組織であり、
保護、吸収、ろ過、分泌などに関わっています。

上皮組織は、それぞれの働きをするにあたり、最も適した組織の形態を取っています。

各上皮組織の特徴を整理していきましょう。

 

01上皮組織_20170719

 

単層扁平上皮

ろ過や物質交換を行う血管リンパ管肺胞などにみられます。

血管を流れる血液中の成分は、血管の外へと移動することがあります。
物質が移動する際に、細胞が何重にも折り重なっていてはなかなか移動できないため、
物質の移動が起こる組織では「単層扁平上皮」がみられます。

 

単層立方上皮

腎臓の尿細管などにみられます。

 

単層円柱上皮

胃や小腸など消化管の粘膜などにみられます。

 

多列線毛円柱上皮

細胞の表面に線毛をもち、粘液や微細粒子の運搬や排泄が必要な気管卵管などにみられます。

例えば、気管の上皮にある線毛は、空気中に含まれるほこりなどのゴミを、体の外へ排泄します。
線毛の働きは、車のワイパーを動かすことで、雨を取り除くイメージと似ていますね。

 

重層扁平上皮

物理的な刺激を受ける皮膚口腔食道などにみられます。

もしも皮膚の組織が細胞一層だけで構成されていては、少しの刺激で細胞が壊れ出血してしまいますが、実際は手を強く叩いても出血することはありませんね。
これは、皮膚の組織が、細胞がいくつも重なり合い、頑丈にできているためです。

こういった頑丈な組織には、「重層扁平上皮」がみられます。

 

移行上皮

機能に応じて形態の変化が必要な膀胱、尿管などにみられます。

膀胱は尿を貯める組織です。
尿がたくさん入っていれば膀胱は膨らみ、
尿がなければ膀胱は縮みます。
このように、伸び縮みするような組織には、「移行上皮」がみられます。

 

各上皮組織が、どこの臓器でみられるのかを整理する必要がありますが、
単なる丸暗記ではなく、各上皮組織の特徴から具体例を導き出すことをオススメします。

 

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