【基礎】水分代謝

今回は、基礎栄養学から「水分代謝」を勉強しましょう。

 

私たちの体の中で最も多い成分は水分で、体重の約60%を占めています。

体重50kgの人だと、約30kgの水分が体内にあることになります。

 

体内の水分の内訳を確認しておきましょう。

 

■細胞内液

細胞内液は、細胞の中にある水分のことです。

体水分量の約2/3(体重の約40%)を占めます。

 

■細胞外液

細胞外液は、細胞の外にある水分で間質液と血漿に分けられます。

間質液と書くとイメージしづらいかもしませんが、細胞間や組織間にある水分のことです。

 

細胞外液は、体水分量の約1/3(体重の約20%)を占めます。

体水分量_20150422

 

 

では、体にはどのくらいの量の水分が必要だと思いますか?

成人では1日に2~2.5ℓの水分を摂りましょうといわれますが、

これは決して飲み物からの水分量に限りません。

 

食事からの水分量も含みます。

体内での水の出入りを確認しておきましょう。

水分出納_20150422

摂取する水分量

◆飲料水

飲料水として摂取する水分は約1,100mL/日です。

 

◆食物中の水

食物中に含まれる水分は約1,000mL/日です。

 

◆代謝水

栄養素が体内で代謝されて生じる水です。
代謝水は、約300mL/日です。

 

 

排泄する水分量

◆尿

尿として、約1,500mL/日排泄されます。
尿は、不可避尿と随意尿に分けられます。

・随意尿
摂取した水分量の調節に関わります。随意尿は、約1,000mL/日です。

不可避尿
体内で産生される老廃物を排泄するために必要な尿のことです。
たとえ水分を摂取しなくても、400~500mL/日は尿として排泄されます。

 

◆不感蒸泄

汗とは別に自然に皮膚から蒸発していく水分や、呼気から出ていく水分のことです。
不感蒸泄量は、約900mL/日です。

 

◆糞便

消化液として分泌された水分が、糞便中に約100mL/日排泄されます。

 

 

このように、水分を摂り、排泄することで体内の水分バランスが保たれています。

用語の意味をしっかりと確認しておきましょう。

 

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