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【臨床】腎障害によりみられる検査異常

今回は、腎障害によりみられる検査異常に関して勉強します。

腎障害でみられる検査異常_20141015

 

■腎臓の機能

腎臓の主な働きは“血液を綺麗にすること”ですよね。

糸球体でろ過を行い、
必要なもの(栄養素など)は再吸収し、
不必要なもの(尿素など)は尿(ゴミ)として排出します。

この時に、大きく2つのホルモンが関与しています。

アルドステロン:ナトリウムの再吸収、カリウムの排出

バソプレシン:水の再吸収

この循環のおかげで、私たちの体は常に綺麗な状態を維持できています。

 

しかし、腎不全になるとこの働きが上手く行えなくなり、
捨てられるはずのゴミが、体内にたまってしまいます。

 

■腎臓が障害されることでみられる検査異常

↑↑上昇するもの↑↑

血清クレアチニン値、血清尿素窒素値

クレアチニンなどはたんぱく質のゴミです。
通常であれば尿中に捨てられますが、腎機能が低下しているため体内に蓄積し、血中の濃度は上昇します。
(※慢性腎不全の時に、低たんぱく質食とするのは、できるだけこのゴミを増やさないようにするためです。)

 

血清カリウム値、血清リン値

カリウムやリンも考え方は同じです。
排出ができないため、体内に蓄積し、血中の濃度が上昇します。

 

体の外に出せないのだから、血中の濃度は上昇するというのは
イメージもしやすいのではないでしょうか?

 

↓↓低下するもの↓↓ 

血清カルシウム値

活性型ビタミンDの働きを覚えていますか?
活性型ビタミンDは“腸管でのカルシウムの再吸収を行う”働きがあります。
ビタミンDが活性型ビタミンDになるためには、「腎臓と肝臓」で作用を受ける必要があります。

腎不全では、
①ビタミンDの活性化ができない
②腸管でのカルシウム吸収ができない
③血中のカルシウム濃度は低下となります。

 

検査項目は病状を読み解く上で大事な指標となります。
ただの暗記よりも、なぜそうなるのか?を考えた方が、
理解しやすく忘れにくいですよね!

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